2011年9月14日水曜日

はじめに -世界一住みやすい都市・バンクーバー-

私は現在、カナダのバンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学(通称UBC)に交換留学生として滞在しています。


バンクーバーはアメリカとの国境に近いカナダ南西部に位置し、トロント、モントリオールに次ぐ国内第三位の都市圏を形成し、約210万人が生活をしています。最も記憶に新しいのは、やはり昨年開かれた冬季オリンピックでしょう。




(http://www.kiwicollection.com/より)

しかしバンクーバーは、その「住みやすさ(Livability)」においても有名な都市です。英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の行っている調査において、バンクーバーは06年から10年にかけて5年連続で「世界一住みやすい都市」の地位を獲得しています(ちなみに日本の都市は、大阪が12位、東京が18位)。

最新の調査では一位から三位に転落してしまったものの、今なお"Most Livable City"として高い評価を受けているバンクーバー。東京と比べればよっぽど小さな都市ですし、サービスや製品の質も日本の方が優れています(の割には物価はとっても高い)。それにも関わらず「住みやすい」と評されるのはなぜなのか。留学生活を通じて気づいたバンクーバーの姿を綴りながら、日本の都市やその市民は何を学べるのかを探っていくのが、このブログの主な関心です。

同時に私の留学しているUBCについても、少しずつ紹介をすることができれば、と思っています。



キャンパス内にあるFlag Pole Plaza

UBCはカナダ国内で最も大きな大学の一つで、およそ5万人の学生が学んでいます。UBCの魅力の一つはその国際性にあり、なんと140カ国以上の国から留学生が毎年やってきます。これほど多くの留学生を受け入れている分、日本の大学との違いも多く存在します。一人の留学生として感じたUBCの魅力(ちょっぴり不満) について随時記事をアップしていきたいと思います。

では次回からは早速本編です!

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